「信託監督人」 という立場の人を設置することで、横領を予防する効果があります。
家族信託をすると、多くの権限を受託者が持つことになります。
その気になれば、預かった財産を自分のために使うこともできてしまいます。
どうしたらその危険性を減らすことができるでしょうか?
信託には、委託者・受託者・受益者の基本的な登場人物のほかに、
「信託監督人」「受益者代理人」という役割を置くことができます。
「信託監督人」は、読んで字のごとく、
受託者を管理監督する立場の人です。
受益者のために、あらゆる行為をする権限を持っていますので、
もしも、受託者による横領がご不安であれば
「信託監督人」を設置することをご検討ください。