家族信託の認知が高まってきた昨今、「家族信託のコンサルタント」を名乗る怪しい業者が増え始めています。
弁護士や税理士などの士業だけではありません。
民間の業者でも、「なんでも望みを叶える家族信託」などと称して 不十分なサポートで、かえって問題を大きくしてしまうような事例がでてきているのです。
そのような怪しい業者の特徴をまとめましたので、是非参考にしてください。
士業だとしても、即家族信託の専門家とは限りません。
以下のような特徴をもつ自称専門家にはご注意ください。
法律・税務の知識、実務経験が乏しい。
アフターフォローが無い。
遺言制度と何が違うのですか?などの基本的な質問に答えられない。
このような業者に家族信託を任せてしまうとどうなるのでしょうか?
高額な報酬をとられ、もちろんアフターフォローもなく、逃げられてしまいます。
そして、作成した信託契約書は機能しないものであることが予想されますので、契約が意味を成しません。完全に時間とお金の無駄です。
家族信託は、1年や2年の契約ではなく、数十年という長い期間に効力を及ぼし得ます。
その内容を訂正しようとしても、契約後のご事情によってはできなくなってしまうでしょう。
家族信託の相談をする際は、相談先の選び方に注意しなくてはいげません。
家族信託に精通する、本物の専門家は数が非常に少ないのが現状です。
では、どのように選んだらいいのでしょうか?
ポイントは以下の3点です。
家族信託に関する法律&税務知識・実務経験を十分に持っているか。
登記や銀行等の具体的な手続まで見据えた提案があるか。
相続の現場を知っているか。
司法書士、弁護士、税理士でも、家族信託の実務経験があるものはごく限られています。
なので、家族信託の手続きを安心して任せられる専門家の選び方のポイントの一つ目は、
家族信託に精通しており、かつ実務経験豊富であることです。
また、家族信託を検討する上で、遺言や成年後見など他の制度と比較する必要性が出てくる場面が多いです。
その中で、「本当に家族信託を利用するべきか」を検討するのです。
なので、なるべく相続関連の実務経験に富んでいて、かつ家族信託の実務経験豊富な専門家が最適な相談先といえます。
また、不動産を信託財産とするなら、司法書士に登記を依頼する必要があります。
司法書士で、かつ家族信託の専門家に依頼すれば、家族信託の契約から登記手続きまで一括して依頼できますし、登記手続きや銀行の細かい手続まで見据えた契約内容の提案が受けられるでしょう。
以上の点に留意して、是非、家族信託のご相談は慎重になさってください。
家族信託は、認知症対策・事業承継対策・争族対策にも非常に有効な仕組みですが、知識や経験に乏しいにも関わらず、「コンサルティングをします!」という中途半端な自称専門家には、くれぐれもお気をつけください。
大切なご家族の、大切な財産の管理や承継についてお考えになる場面ですから、ぜひとも信頼の置ける依頼先を見つけてください。
司法書士リーガル・コンサルティング&パートナー(事務所:新宿区四谷3-13-4)は、家族信託の実務経験も豊富で相続関係の実務にも精通している専門家集団です。
お客様のお悩みに真摯に耳を傾け、日々の研鑽を怠らず、全身全霊で取り組んでいます。
ご相談は無料で受け付けているので、気兼ねなく、安心してお問い合わせいただけます。
これから家族信託を検討してみたい、ご家族で話し合ってみたいという方は、一度専門家にご相談してみることをおすすめいたします。