財産管理を目的とした家族信託

東京都北区にお住まいのＥさんよりご相談です。

Ｅさんはご主人が亡くなった時の相続で、息子さん達とマンション一棟を相続されました。名義はＥさんが1/2、息子さんが4人でそれぞれ1/8づつです。

現在そのマンションの管理は入居募集等は地元の不動産業者にお願いしており、入居者からの要望や管理はＥさん自身が行っているそうです。

ですが最近、Ｅさん自身が高齢になったことで少々辛くなってきたそうです。4人の息子さんたちもそれぞれ仕事を持っているので、Ｅさんの代わりをすることは難しいそうです。

Ｅさん的には、ご主人が残してくれたマンションを売却するのは躊躇しており、ご自身が住んでいる事もあり悩んでいるそうです。

『今後への懸念と課題』

Ｅさん並びに息子さん達からヒアリングをした結果次のような事が判ってきました。

①Ｅさんはご自身が亡くなった時の相続税や息子達にマンションを託したい
②息子さん達はマンションを残したいが仕事があるので難しい
③当事務所からの懸念として共有名義による不都合（認知症等のリスク・兄弟間でのトラブル）

ですので、当事務所より家族信託のご提案をさせて頂きました。

委託者：Ｅさん・Ｅ２～Ｅ５
受託者：管理型信託会社
受益者：Ｅさん・Ｅ２～Ｅ５
信託財産：マンション一棟
指図権者：Ｅ２～Ｅ５

※今回の事例では、信託業の免許または管理型信託業の登録を受けた株式会社を選択致します。

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