姪っ子に面倒をみてもらってる子供がいない相談者の事例

東京都八王子市にお住まいのＡさんよりご相談です。

Ａさんは5人兄姉の末っ子で、奥様は既に他界されています。子供は無く、もっぱら同市内に住む姪っ子Ａ（三男の子供）に面倒をみてもらっている状況です。

Ａさんの親族構成

Ａさんの現状は独り身で子供がいない状況ですし、兄は一人亡くなり次男の兄は認知症で施設入居、長男長女は遠方に住んでいるため年に数回電話で話をする程度です。身寄りが姪っ子Ａだけという状況で、今後の自分の死後を考え始めて独学で色々と相続の勉強をしている内に、次男の兄に認知症ゆへの遺産分割協議ができないことや、Ａさん自身の財産もどうなってしまうのか、非常に不安な点があることに気づきました。

そこで将来の不安や兄姉への迷惑をかけないようにするには、どうしたら良いかご相談にいらっしゃました。Ａさんはご自身の財産が、どうのように分割されようが特段のこだわりはないそうです。

『家族信託』

財産的には、自宅（不動産）と預貯金ですので難しいことはないですが、実子はいませんので姪っ子Ａさんが亡くなった後の葬儀や諸々の事をしていただくことがポイントになります。（お兄姉はいずれも遠方に在住）

信託設計

委託者：Ａさん
受託者：姪っ子Ａ
受益者：Ａさん
信託財産：不動産・預貯金

この信託設計をすることによって、Ａさんの認知症対策・Ａさん兄姉の遺産分割協議が難航した場合でも口座凍結を回避でき、Ａさんの葬儀費用や自宅の管理等も行う事が出来ます。

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