どんな風に使われているのCase Studies

どんな風に使われているの
2019.01.29

兄弟で会社の株式を分散所持で相続時のリスクが・・・

東京都豊島区にお住まいのUさんよりご相談です。

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Uさんは亡くなったお父様から受け継いだ会社の2代目社長です。

Uさんは5人兄弟の末っ子で、長兄はすでに70歳を超えています。兄弟仲は悪くないものの色々と今後の事が不安になってきました。

①亡き父から相続した自社株式を兄弟5人で200株づつ保有
②長兄の認知症が心配
③Uさんの子供に事業承継を考えているが株式分散を整理してからにしたい

何か良い方法はありますかとの相談内容でした。

『家族信託以外の方法』

法人格を設立し、融資を受けUさんの兄たちの株式を買い取り、その法人格(持株会社)で株式の管理を行う。

ですがこの方法は多額の負債を負う形となり、お兄様達も相当額の譲渡所得税を課せられることになり、現実的にはかなり難しい方法と言えます。

『家族信託を利用した場合』

信託財産を自社の株式とし、委託者兼受益者には当初Uさん兄弟全員がなり、受託者をUさんまたはUさんの子供にし、二次受益者にUさん兄弟の個々の事情に合わせて設定する。

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メリット
・自社の議決権全部が受託者に移動し委託者兼受益者に関係なく、自社の経営は受託者主導で行える。
・Uさん以外の兄弟(委託者兼受益者)は、財産権としてのみ自社株を保有するため、各自の事情によって受益権を次世代へ承継することもでき、UさんやUさんの子供に譲渡することもできる。
・信託設定時の段階では、一切の課税はされない。

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