2021.06.23
東京都北区にお住まいのOさんよりご相談です。
Oさんは、亡きお父様から相続したマンション一棟がございます(築40年)。相続した際に相続税の納付の為、金融機関より借入した借金も残っています。またそのマンションも担保となっています。少額ではありますが、そのマンションの建築資金の債務も残っています。
Oさんは、結婚もしておらず子供もいません、兄弟は兄がいて結婚をしていて子供もいます。
Oさんとお兄様は、個人貸家業を営んで生活しています。
Oさんは以下の事について悩みを持っております。
①築40年のマンションが劣化しているため、立替を考えている
②認知症になったら資産管理・運営が出来なくなくってしまう
③結婚・子供もいないので後の相続が心配
上記の3点が大きな悩みの柱ではありますが、現時点では兄の子供が仕事を手伝ってくれてもいるので、解決策としては運営管理は任せるしかないと思っています。
『家族信託の提案』
Oさんには、奥様も子供いませんが、甥っ子さんがお仕事を手伝っているという状況ですので、その点を考慮して信託設計をしご提案致しました。
委託者:Oさん
受託者:兄・兄嫁・甥っこ
受益者:Oさん
信託財産:不動産(土地・建物)
ポイント
・万が一を考え受託者を兄夫婦とその子供も加えた
・信託不動産についてはマンション完成時に変更を行う