どんな風に使われているのCase Studies

どんな風に使われているの
2019.01.08

兄弟間の将来的相続トラブルに家族信託を利用

横浜市にお住まいのYさんよりご相談です。

Yさんには2人のお子様がおり、長女Aさんと長男Bさんです。長男Bさんが放浪癖に加え浪費者で、現時点でも困っているそうです。
将来、相続が発生した時は確実に長女Aさんとの揉め事に発展すると危惧しています。加えて長男Bさんの性格からして相続財産をすぐに浪費してしまいそうです。

いずれにせよ長男Bさんの事が気がかりで仕方ないとのご相談です。

画像1

『家族信託以外での対策』

長男Bさんは浪費者なので、昔の民法であれば「順禁治産者」となり、保佐人を付けることにより一定範囲の財産を守る事もできました。ですが現行法では後見人や保佐人をつけることができず、今回のご相談は「制度の谷間」であり解決・対策案は考え難いです。

『家族信託を利用した提案』

委託者:Yさん
受託者:長女A
受益者:Yさん
二次受益者:長女A・長男B
三時受益者:長女A

当面のYさん夫妻の生活用資金を除く全財産を信託財産とする信託契約を締結。二次受益者である長男Bには毎月一定額の生活に必要な資金のみを受託者から給付するいう内容にする。

画像2

『家族信託のメリット』

・長男Bは遺産の取得権利は得られるが、実際に手にできるのは毎月一定額となり、浪費に対する抑制対策が打て、Yさんの心配を払拭し遺産を残せる。
・長男Aの財産管理をすることになる受託者の長女Aの受託者の行為を家族信託契約の存在で法的に裏付けるものとなる。

youtubeでもわかりやすく解説しています
Youtubeチャンネル
資料ダウンロード

関連記事

サイト内検索

人気の事例

  • 家族信託を使って、大規模修繕・賃貸管理に備えたケース
    家族信託を使って、大規模修繕・賃貸管理に備えたケース
  • 家族信託を使って、両親の生活を守るケース
    家族信託を使って、両親の生活を守るケース
  • 認知症の妻と一人息子の将来的相続対策で家族信託を活用
    認知症の妻と一人息子の将来的相続対策で家族信託を活用
  • 死後事務を託したいので家族信託を使った事例
    死後事務を託したいので家族信託を使った事例
  • 高齢者の再婚による相続問題を家族信託で解決した事例
    高齢者の再婚による相続問題を家族信託で解決した事例

人気のコラム

  • 家族信託が必要ない!?認知症で口座が凍結されても預金が引き出せるって本当?
    家族信託が必要ない!?認知症で口座が凍結されても預金が引き出せるって本当?
  • 家族信託で親の預金を管理する信託口口座とは何か?
    家族信託で親の預金を管理する信託口口座とは何か?
  • 成年後見人について知っておくべき7つのこと
    成年後見人について知っておくべき7つのこと
  • 株も家族信託で安心!上場株式を信託で管理する方法と注意点
    株も家族信託で安心!上場株式を信託で管理する方法と注意点
  • 抵当権付き不動産(担保不動産)を家族信託する際の注意点
    抵当権付き不動産(担保不動産)を家族信託する際の注意点

まずは、認知症対策・相続対策について
『知る』ことからはじめませんか?

セミナー

セミナー情報は
こちらから

youtubeでもわかりやすく解説しています

Youtubeチャンネル