どんな風に使われているのCase Studies

どんな風に使われているの
2018.12.28

身体が不自由なため遠縁の親戚に贈与したい。

鎌倉市にお住まいのYさんよりご相談です。

画像1

Yさんはご両親しんより相続をされた収益不動産の収入で生活をしています。ですが、Yさんは身体が不自由で不動産管理関係の事は遠縁の親戚Aさんに代行をしてもらっています。Yさんにはご長男Bさんがおりますが、不仲な上に連絡もとっていないそうです。

Yさんは、今後の事を考えて現在不動産関係や身の回りのことまでもしているAさんに不動産を贈与したいと考えていますが、顧問税理士より税法上の特例が使えないばかりか、法的な手続きはAさんでは行えないと言われているそうです。

TVで家族信託の特集を見て当事務所にご相談となりました。

『家族信託以外の対策』

YさんのAさんへの想いを考えると以下の方法も考えられます。

・Yさんの全財産を親戚Aさんへ遺贈する遺言
・親戚Aさんを受任者とする任意代理契約と任意後見契約を作成する

デメリット

・不仲なご長男さんから遺留分減殺請求の可能性あり
・親戚Aさんの代理権の範囲が限らている
・不動産売買時の本人確認はYさんが行わなければならない

他にもございますが、かなり不便を強いられることが多いです。

『家族信託を利用した場合』

信託設計

委託者:Yさん
受託者:親戚Aさん
受益者:Yさん
信託財産:全財産(不動産・現金)

画像2

メリット

・生前贈与をしなくても不動産の名義は親戚Aさんに変更でき管理処分の権限はAさんとなる
・課税は登録免許税のみで不動産取得税や譲渡取得税は課せられない
・Yさんが亡くなった場合のご長男Bさんからの遺留分減殺請求に対抗できる

youtubeでもわかりやすく解説しています
Youtubeチャンネル
資料ダウンロード

関連記事

サイト内検索

人気の事例

  • 家族信託を使って、大規模修繕・賃貸管理に備えたケース
    家族信託を使って、大規模修繕・賃貸管理に備えたケース
  • 家族信託を使って、両親の生活を守るケース
    家族信託を使って、両親の生活を守るケース
  • 認知症の妻と一人息子の将来的相続対策で家族信託を活用
    認知症の妻と一人息子の将来的相続対策で家族信託を活用
  • 死後事務を託したいので家族信託を使った事例
    死後事務を託したいので家族信託を使った事例
  • 高齢者の再婚による相続問題を家族信託で解決した事例
    高齢者の再婚による相続問題を家族信託で解決した事例

人気のコラム

  • 家族信託が必要ない!?認知症で口座が凍結されても預金が引き出せるって本当?
    家族信託が必要ない!?認知症で口座が凍結されても預金が引き出せるって本当?
  • 家族信託で親の預金を管理する信託口口座とは何か?
    家族信託で親の預金を管理する信託口口座とは何か?
  • 成年後見人について知っておくべき7つのこと
    成年後見人について知っておくべき7つのこと
  • 株も家族信託で安心!上場株式を信託で管理する方法と注意点
    株も家族信託で安心!上場株式を信託で管理する方法と注意点
  • 抵当権付き不動産(担保不動産)を家族信託する際の注意点
    抵当権付き不動産(担保不動産)を家族信託する際の注意点

まずは、認知症対策・相続対策について
『知る』ことからはじめませんか?

セミナー

セミナー情報は
こちらから

youtubeでもわかりやすく解説しています

Youtubeチャンネル