どんな風に使われているのCase Studies

どんな風に使われているの
2019.02.22

大規模な土地の有効活用に家族信託を利用

小金井市に住むAさんからのご相談です。

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Aさんのお父様は、代々の地主で大規模な農地と宅地を保有していました。既にお父様は亡くなっていますが、Aさんの祖父からAさんのお父様が相続する際に、Aさんのお母様にも相続財産の1/2の分与をしており、お母様名義の大規模な土地があります。Aさんは会社員ですが、定年を迎えるにあたり、これからその土地や資産の有効活用に取り組みたいと思っています。

後の相続等も含めてアドバイスが欲しいとのご相談でした。

『Aさんの要望と現状把握』

①お母様名義の広大な土地に5棟の賃貸マンションを建てたい
②Aさんには弟がいて障がい者のため身上監護が必要
③お母様の体調不和があり長期に渡る開発の為負担はかけられない
④Aさんは既に自分名義の土地で賃貸アパート等を運営管理している
⑤お母様名義の土地は全くの未開発
⑥お母様名義の広大な敷地内にはお母様が住んでいる

今回のご相談では、お母様の二次相続・広大な敷地の有効活用・体調不和を前提にAさんの奥様・お子様への影響も加味し、取り組まなければなりません。

そこで、当事務所より細部まで聞き取りを行い家族信託のご提案させて頂きました。ポイントは次の通りです。

①お母様の健康面を考えお母様名義の土地はAさんが実際に処遇を進めていく
②相続税の資金確保も同時に考える
③信託のプロジェクトの長期化を考え新たな受託者にむ息子さんを予定する

委託者:お母様
受託者:Aさん
受益者:お母様
信託財産:お母様名義の土地

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